調理科 2011卒
ホテルオークラ アムステルダム「山里」（オランダ） 石津　弘彬さん

オランダ生活も3年を越し4度目の冬を迎えようとしています。
私はホテルオークラ アムステルダムの「山里」で料理人として働かせてもらっています。今は板場を任せてもらっており、毎日魚を卸し、お造りを作っていますが、 オランダへ来た当初は辛い事が多くて毎晩泣いた事もありました。まだまだ難しい事もあり毎日一歩ずつ努力する日々です。
　職場のメンバーは日本全土から集まっていて、県民性の違いや同じ地元の人と話が盛り上がったり、 時にはぶつかったりして切磋琢磨しています。また私はギターを弾く事が趣味で、 そのおかげで近くのミュージックバーで毎週ジャムセッションに参加し、外国人の友達も出来ました。
　
　そして外国ならではの制度で年に5週間分のバケーション(有給休暇)を貰うことができ、必ず消費しなければならないので、 それを利用し近隣諸国からアメリカなど色んな国へ旅行もしています。そのたびに旅先で仲良しの人ができ、とても楽しいです。外国で暮らすようになって「一期一会」、この言葉の意味を強く大切に感じるようになりました。そして言葉ではなく、誠意を持って相手に向き合う事で気持ちは伝える事ができると思います。
そして後輩達に伝えたいことは、どんなに辛い事が多くても、諦めない根性を持ってもらいたいです。そうすれば何年後になるかわからないけどきっと楽しい日は来ます。僕も今では泣く事より笑っている事の方が多いです。

　そして色んな人と出会い、繋がりを作って沢山楽しい事を見つけて下さい。辛かろうが、憂鬱だろうが、人生は楽しんだもん勝ち！