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活躍する卒業生

衛生看護科卒業 1980卒
日田リハビリテーション病院 総看護師長 小河 泉さん

私が看護師を目指したのは、父親を事故で亡くしたことが始まりでした。母子家庭となり、働く母親を目の当たりに見てきました。
専業主婦で勤務経験ゼロ、特段の資格もない女性の就職は子供の私が見ていても大変な様子でした。そんな経験から、いつしか私は「女性が自立するには手に職が必要」という思いを抱くようになりました。

 以後、看護師になることを志し、昭和女子高校に入学しました。高校卒業後は大分県立厚生学院へ進学し、その後に福岡大学付属病院、済生会日田病院、民間病院等で勤務してきました。

 病院の規模は様々なれど、対象となる患者さんやご家族との出逢いの中で得る学びや感動は同じです。健康の有難さ、日常の何気ない毎日がいかにすばらしいものか。病気になって初めて気づかせられることかもしれません。人の生死に関わりながら、沢山のことを学ばせて頂き、感動を頂く。これほどまでに、魅力的な仕事はないと思うこの頃です。

 看護師である前に、人として成長をさせてくれる出逢いがここにあるのです。女性の自立のために教育が必要という昭和学園の発足に至った信念が今、分かる気がしています。本校との出逢いに感謝です。合掌。


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