会員リレートーク
会員リレートーク⑪
2002卒
三浦 健豪さん
猪や猿だらけの山奥で育った私にとって、1998年春に入学した臼杵高校は未来へのゲートウェイであったように思います。初めて体験する複数クラス、見慣れぬ数多くのクラスメートたちの顔。私には全く無かった臼高生の大人っぽさに距離感を感じてしまったものの、自分なりに背伸びをして近づこうと試みた日々。そんな時間を今も思い返すことがよくあります。
その後すぐにアメリカ合衆国へ交換留学として派遣され、帰国後は学年を下げて復学することに。入学した頃とは異なる周囲の目、心は大人になり切れていないままなのに更に背伸びをし続け過ごした時間。寛大な先生方や友人たちに恵まれて卒業を迎えました。
進学した東京での学生生活を終えた後、就職・転職と転機を重ねながら親睦を深めてきた人種・国籍様々な同僚達との出会いや経験してきた海外生活等を振り返りながら、どこにそのきっかけがあったのかなと考えると私にとってのそれは臼杵高校が提供してくれた環境だったのかも知れません。努力を怠らない人たちが周りに多くいた幸運に刺激され、私も自分の強みを意識し、それを磨く時間を過ごせました。その機会と幸運に心から感謝します。
仕事柄「あんた今日はどこにおるんな?」とよく聞かれますが、世界や日本の何処かで臼杵高校に関係する皆さまとお目にかかれますことを楽しみにしております。
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P R