会長挨拶/HPに寄せて

私は、第二十一回の卒業で本校OB会「緑窓会」会長を務めております小西英二でございます。
三月一日、皆さん方は第七十三回の卒業証書授与式を迎えられることになります。 誠におめでとうございます。
緑窓会についてお話をさせて頂きます。
主な事業としましては、毎年一回の会報誌 「緑窓会報」 の発行と約二三、〇〇〇人の会員と在校生約九〇〇人の準会員の皆さんに、会員の方々の同窓会活動をお知らせすると同時に、学校行事や部活動を応援し、又、皆さん方の活躍をお知らせすることを通して会員間の交流を深め、親睦を図ることです。
然しながら、昨年は「新型コロナウイルス」という感染症があっという間に拡散し誰もが想像も出来ず、経験したこともない生活を余儀なくされました。
本校に於かれましても、学校長をはじめ教職員の皆様には3密を避けた卒業式に始まり、休校処置など変則的な学校運営を強いられ心身ともに大変なご苦労をされたことと思います。
また、卒業と入試を控えた生徒の皆さん方にとっても思うように勉学、部活動が出来ず、やり残したこと、達成できずに終わらざるを得なかった一年間だったと思います。
一人のOBとして、本校卒業五十年余りを振り返って思うことは、やり残したこと、達成できずに持ち越したことは長い人生の中でいつかは追い付ける、いつかは取り戻せる、と言うことです。
OB会でも会報誌の発行を除いて、親睦を図る春の「観桜会」、秋の「総会」が中止となり、重要事項を決める年に1度の「理事会」も文書での決裁となり、会員が顔を合わせるという普通の会合が制約される一年間でした。
コロナ禍で改めて、家族や友人、親しい人達と言葉を掛けあうという普通のことがどんなに大事な営みであるかを思い直した一年でもありました
今さらですが、もともとの意味である太陽大気の層を意味する「コロナ」という言葉が災厄を意味するものとなり未来が見えないそんな不透明な一年間でもありました。
しかし、新型ウイルスの誕生から足掛け三年、令和三年には、延期を余儀なくされたオリンピック・パラリンピックが開催され、より自由な雰囲気のただよう未来、コロナ禍で生まれる様々な挑戦が始まり新しい歴史が作られるに違いないと思っています。
?明けない夜はない?と言う諺があります。
どうか明るい未来を見据えて前を向いて歩んで頂きたいと願ってやみません。
卒業される皆様方にお願いが二つあります。
一つは、県伊卒業生であることに誇りを持ち、OB会・緑窓会に関心を持ち続けて未来の後輩に繋げて頂きたいということです。
あと一つは、緑窓会は一人一人の卒業生・会員の方々からの会費で運営されています。会費の納入方式も昨年からコンビニでの振込を加えています。これからもより時代に合った方式を取り入れていきたいと思っています。どうか会費納入のご協力を戴きますようお願い致します。
最後に、三年目となる令和の時代が皆さんの素晴らしい未来に繋がり、県立伊丹高等学校の益々の発展に繋がりことを祈念してお祝いのご挨拶とさせていただきます。
ご卒業おめでとうございます
令和三年二月二十六日
兵庫県立伊丹高等学校
緑窓会 会長 小西英二
P R